航空宇宙グレード対応のLVDSドライバを開発

STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は、航空宇宙アプリケーションのデータ速度の高速化をサポートするLVDS(低電圧差動信号)ドライバ「RHFLVDS41」を発表した。

  • 「RHFLVDS41」

    「RHFLVDS41」のパッケージ外観 (出所:STMicroelectronics)

同製品は、最大600Mbpsのデータ伝送速度を実現したQML-V認定取得済みの製品で、2.3V~3.6Vの動作電圧範囲を備え、最新の低電圧ロジック/低電源電圧のJEDEC規格(TIA/EIA-644)に加え、従来のCMOS製品にも対応することが可能。また、4.8Vの絶対最大定格(AMR)、300krad/sの最大ドーズ量(TID)、8kVのESD(静電破壊)耐性により、高いレジリエンスと信頼性を実現したとするほか、125MeV・cm2/mgのシングル・イベント・ラッチアップ(SEL)耐性と62.5MeV・cm2/mgのシングル・イベント・トランジェント(SET)耐性を含む、重イオン耐性を備えているともする。

また、米国輸出管理規則(EAR99)に準拠しているため、米国やアジアなどの組織におけるサプライチェーンに関する取り決めに容易に対応することができるともしている。

欧州で設計・製造、エンジニアリング/フライトモデルの提供を開始

同製品はヨーロッパにて130nm CMOSプロセス技術をベースに開発され、宇宙グレードに対応するSTの仏レンヌ工場で製造される。パッケージの蓋側に接地された一般的なFlat-16(FP16)パッケージで生産され、小型・軽量化が重要なアプリケーション向けに対してはベアダイとしての提供も可能だという。

なお、2026年2月時点では、エンジニアリングモデルおよびフライトモデルの入手が可能な状態だという。