車載用途に適用可能な面実装パッケージ採用FRDを製品化

新電元工業は12月2日、同社の高耐圧対応の面実装パッケージ「CGパッケージ」の製品ラインアップとして車載用途に対応したファストリカバリダイオード(FRD)2製品を発表した。

  • 「D1CG120K」および「D3CG120K」のパッケージ外観ら

    1000V超の電圧面実装パッケージで対応するFRD「D1CG120K/D3CG120K」のパッケージ外観イメージ (出所:新電元工業)

1000V超の高電圧回路に面実装パッケージで対応

近年、車載機器や産業機器におけるインバータの小型化・高性能化が進む中で、小型かつ高耐圧な面実装ダイオードへの需要が高まっているが、面実装パッケージではスペースの制約上、高耐圧化で求められる十分な端子間距離(絶縁距離)の確保が難しく、特に特に国際規格では、1000V以上の電圧に対して5.6mm以上の端子間距離が推奨されており、これを満たすためにはパッケージ設計の工夫が不可欠となっていた。

今回発表された2製品「D1CG120K」および「D3CG120K」は、すでに量産適用済みの高耐圧対応面実装品で、端子間距離5.6mmを実現し、国際規格IEC60664-1に準拠した絶縁性能を確保することにより汚損度2の環境下でも実効電圧1000V超の高電圧回路に対応可能とした「CGパッケージ」を採用しつつ、AEC-Q101などの自動車規格にも準拠したもの。これにより、これまで高耐圧用途には挿入型パッケージが主流であったが、CGパッケージを活用することで、面実装での高耐圧対応が可能となると同社では説明している。

なお、2製品ともに1200Vではターゲットアプリケーションとして、車載用途では、xEV用インバータ(DESAT)、OBC(ブートストラップ)、DDC(スナバ)のほか、産業機器用途では産機用インバータ(DESAT)、サーボ(DESAT)、DDC(スナバ)などとしている。また、生産は秋田新電元が担当し、販売開始は2026年4月からを予定しているという。