LiDARの性能向上を図れるレーザーを開発
ams OSRAMは、次世代の自動車向けLiDARシステムのパフォーマンス向上を可能とする5ジャンクション端面発光レーザー「SPL DP91A_5」を発表した。
5層のエミッタを組み込むことでレンジの拡大を実現
同製品は、従来のトリプルジャンクションテクノロジーと比較して、消費電力を抑えながら、高い光ピーク出力を提供することを可能としたもの。トリプルジャンクションレーザーでも従来のエミッタ方式と比べて50%のレンジ拡大を果たしているが、同製品はモノリシック構造に垂直に積層された5層のエミッタを組み込んだことで、より高い性能を実現したとする。
また、レンジの拡大のみならず、電力効率の向上も果たしたとのことで、抵抗損の低下によって熱の発生を低減したことで熱設計の簡素化を可能としたともしている。
さらに波長の安定化機能も組み込むことで、温度変化や過酷な環境条件下でも、ばらつきのない測定結果を可能としたとのことで、これにより次世代の車載用センサシステムに堅牢性、効率性、拡張性の基盤を提供することができるようになるという。
なお、同製品は2026年初頭よりベアダイで提供されるが、同社はこのアプローチについて、システム開発者により大きな柔軟性を提供するだけでなく、より省スペースであるため、より小型でより効率的なLiDARモジュールの実現を可能にするものだと説明している。
