ドン・キホーテ運営会社『PPIH』の時価総額が3兆円 日本の小売業で4位に

デスク「『ドン・キホーテ』を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の株式時価総額が3兆円を突破したね」

記者「はい。PPIHはファーストリテイリング、セブン&アイ・ホールディングス、イオンに次ぐ、日本の小売業で4位になっています。インバウンド(訪日客)需要の増加が追い風になっていることや、徹底した現場への権限委譲が功を奏し、業績も好調です」

デスク「今期も36期連続で増収増益の見通しだね」

記者「同社は1989年に東京・府中に『ドン・キホーテ』1号店をオープン。日本経済が低迷し、”失われた30年”と呼ばれた時代に、売上高ゼロから2兆円企業に会社を成長させました。現在も”トランプショック”で世界経済の不透明感が高まっていますが、創業者(現・創業会長兼最高顧問)の安田隆夫氏は『混乱期こそチャンス。日本はもっとたくましく生きなきゃ』と話しています」

みずほ証券チーフマーケットエコノミスト・上野泰也が指摘する「『インバウンド消費』に陰り」