SEMIは6月5日(米国時間)、2025年第1四半期における半導体製造装置(新品)の世界総販売額が、前年同期比21%増、前四半期比5%減の320億5000万ドルであったことを発表した。

SEMIのプレジデント兼CEOを務めるAjit Manocha(アジット・マノチャ)氏は、同四半期の結果について「堅調」と表現し、「現在進行中のAIブームが引き続きファブの拡張および装置販売を牽引しており、業界が直面する地政学的な緊張、関税変動および輸出規制をめぐる不確実性に対する回復力を示しています」とコメント。なお前期比ではわずかな減少となったことについて、SEMIは通常の季節変動に沿った動きだとしている。

また、同四半期の販売額を国・地域別に見た場合、依然トップは中国であるものの、その金額は前年同期比18%減、前四半期比でも14%減となる102億6000万ドルだった。一方、2位の韓国は前年同期比48%増、前四半期比24%増となる76億9000万ドル、3位の台湾は前年同期比203%増、前期比26%増の70億9000万ドルと大幅に増加。以降、北米が前年同期比55%増、前期比41%減の29億3000万ドル、欧州は前年同期比54%減、前期比11%減の8億7000万ドルだった。

なお日本は、前年同期比20%増、前期比では18%減となる21億8000万ドルとなっている。

  • 地域別四半期装置販売額のグラフ

    地域別の四半期装置販売額のグラフ(出所:SEMI、SEAJ、2025年6月)

  • 地域別の四半期装置販売額

    地域別の四半期装置販売額(単位:10億ドル) (出所:SEMI、SEAJ、2025年6月)

Manocha氏は今後について、「SEMIは各国政府と積極的に連携し、製造装置を含め数十億ドル規模になるファブ設備投資と先端製造業の長期的成功を支えるためには、政策の安定性が不可欠となることを提唱しています」とコメントを残している。