PCI-SIGは日本時間の3月19日、PCI Express 7.0(PCIe 7.0) specificationのDraft 0.9がメンバー企業にリリースされたことを明らかにした。
2025年1月にDraft 0.7がリリースされた事がアナウンスされており、ここからわずか2か月でDraft 0.9が出た、言い換えればDraft 0.71が出なかったという事は、Draft 0.7の時点での問題点がほとんどなく、そのまま承認されたという事を意味している。
このDraft 0.9ではもう新規の機能などを追加する事は不可能となっており、主に会員企業が必須特許に関する技術的な社内レビューを行うためにリリースされたものとなっている。
今後機能追加とか仕様変更などは、Specificationに対して行うのではなく、別途ECN(Engineering Change Notice)を発行。将来のバージョンのSpecificationでこのECNを取り込むという形になる。
リリースによれば、Version 1.0は今年後半を予定しているとされる。このVersion 1.0までの現実的なスケジュールが見えてきたことで、いよいよ次のPCI Express(になるのか、まったく違うものか)に関する議論が活発化しそうである。