トヨタ自動車やデンソー、ルネサス エレクトロニクスなどが協力して車載向け高性能SoCの研究開発を推進する「自動車用先端SoC技術研究組合(ASRA)」は2月25日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/先端半導体製造技術の開発(委託)」における「先端SoCチップレットの研究開発」に関し、ステージゲート審査を通過したことを発表した。
ASRAには「トヨタ自動車」「SUBARU」「日産自動車」「本田技研工業(ホンダ)」「マツダ」「スズキ」といった自動車メーカーのほか、「デンソー」「パナソニック オートモーティブシステム」「ソシオネクスト」「日本ケイデンス・デザイン・システムズ」「日本シノプシス」「ミライズテクノロジーズ」「ルネサス エレクトロニクス」「日立Astemo」の14社が参画してチップレット技術の車載SoCへの適用に向けた研究開発を進めている。
今回のステージゲート審査は、これまでの成果として、導出した将来の車載に必要な仕様からチップレットSoCの要件を定義、成立のための技術課題とその対応方針および開発計画に対して、その計画の実現性が評価された結果によるもので、次の段階として最大410億円に予算増額が認められた。