Microsoftは10月30日(米国時間)、「Classic Outlook hangs when using the Copy shortcut - Microsoft Support」において、従来のOutlookの利用時にテキストをショートカット(Ctrl+C)からコピーするとOutlookが動作を停止する可能性があると発表した。
不具合の発生条件
Microsoftの報告によると、次の条件を満たした場合に問題が発生するという。
- 最新チャネル(Current Channel)バージョン2409(ビルド18025.20096)およびこれ以降のバージョンのOutlookを使用している
- 入力方式エディター(IME: Input Method Editor)で言語を使用している
回避策
Microsoftは影響を受けるユーザーに対し、次のいずれかの回避策の実施を推奨している。
- 入力方式エディター(IME)を以前のバージョンに戻す(参考:「Revert to a previous version of an IME (Input Method Editor) - Microsoft Support」)
- Outlookをバージョン2409より前のバージョンに戻す。具体的には管理者権限のコマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行する
- cd %programfiles%\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun
- officec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.17928.20156
この問題は現在調査中とされ、修正パッチは提供されていない。Microsoftは回避策や修正状況に関する新しい情報が得られ次第、情報を公開するとしている。