CTOをはじめとした幹部が流出しているOpenAIだが、売上高として2024年に37億ドル、2025年には116億ドルを予想していることが明らかになった。また、新規調達でAppleが参加しないことなども報じられている。

営利組織に移行しなければ資金返還を求めることも

OpenAIが進めていると言われる新規調達では、既存の投資家であるThrive Capital、Microsoftに加え、NVIDIA、Appleなどが加わると報じられていた。9月27日付のWall Street Journalなどの記事によると、OpenAIの評価額は1500億ドル、新たな投資ラウンドでは最大65億ドルの調達を目指しているとのことだ。

Thrive Capitalは10億ドル以上、Microsoftは前回の130億ドルに加えて約10億ドルを投資すると予想されている。NVIDIA、Khosla Venturesなどが話し合いに加わっているようだが、当初参加するという憶測のあったAppleは交渉から外れた模様だ。

OpenAIは2年以内に非営利組織から営利組織への移行を完了させなければ、投資家は資金の返還を求めることができる条件もあるという。

OpenAIは収益予想として2024年に37億ドル、2025年には116億ドルと試算している。中でも「ChatGPT」の売り上げは、2023年の7億ドルから2024年には27億ドルに拡大する見込みを出している。一方で、今年の損失は最大50億ドルと予想されている。