GVA TECHはこのほど、法務データ基盤システム「GVA manage(ジーヴァ マネージ)」において、事業部向けに契約書関係や法律相談をサポートするAIチャットボット機能をリリースした。

  • 「GVA manage」のイメージ

    「GVA manage」のイメージ

法務アカウント向けを事業部向けに提供

AIチャットボットは、GVA manage内に蓄積した過去の契約書や法律相談に関するやりとりをもとに作成された過去QAデータベースからチャット形式で回答を呼び出す。2024年1月に法務アカウント向けにリリースされた。今回、依頼者アカウントを持つ事業部メのメンバーも利用が可能になった。

依頼者アカウントは、役職者や契約締結の窓口となる営業やアライアンス担当などを中心に、法務以外のメンバーが法務部と同様の管理画面を閲覧し、過去案件の検索、案件詳細画面の利用などができる。

契約に関わることが多い事業部にアカウントを付与することで、法務部側は類似の問い合わせや進捗確認への対応にかかる工数を削減する一方で、事業部側は依頼した案件の把握がスムーズになり、過去の案件やその経緯の確認が容易になるという。

事業部からの法務相談は担当者の工数を圧迫する要因の1つになっていたが、同機能により、法務業務の効率改善に加え、事業部では時間や場所を問わず即座に法務案件の回答を受け取ることができるため、事業のスピードアップに貢献するとしている。

今回の機能リリースは、全社的なナレッジマネジメントの活用を推進し、法務とビジネスを一体化を実現させるためのものとなり、法務部門に加え、法務業務に関わる人と企業の業務効率化と迅速な意思決定を支援する考えだ。