Microsoftは1月23日(現地時間)、Windows 10向けにプレビューの更新プログラム「KB5034203」をリリースした。この更新プログラムでは、ロック画面に天気予報の情報を表示する新機能が追加されたほか、一部のプリンタがスキャナとして認識される問題をはじめとする多くの問題が修正されている。詳細は下記リリースノートにまとめられている。

  • 2024 年 1 月 23 日 — KB5034203 (OS ビルド 19045.3996) プレビュー - Microsoft サポート

    2024 年 1 月 23 日 — KB5034203 (OS ビルド 19045.3996) プレビュー - Microsoft サポート

ロック画面の天気情報表示

ロック画面の天気予報の表示は、Windows 11のInsider Previewビルドではすでに一部のユーザー向けに提供が開始されている機能である。この機能が有効な場合、ロック画面の中央下部に天気予報の情報パネルが表示されるようになる。パネルをクリックしてサインインすると、Microsoft Edgeが起動してMSN 天気のサイトが表示され、完全な情報を確認することができる。

  • ロック画面に天気情報が表示される 出典:Microsoft

    ロック画面に天気情報が表示される 出典:Microsoft

この機能は、ロック画面の設定で「ロック画面の状態」の項目が「オフ」になっている場合に自動的に有効になる。もし天気情報が不要な場合には、「なし」以外のオプションを選択すれば表示されなくなるようだ。Microsoftはこの機能を地域ごとに段階的に提供する予定だという。

KB5034203における主な修正内容

そのほか、更新プログラム「KB5034203」における主な変更点としては、以下が挙げられている。

  • 一部の単一機能プリンタがスキャナとしてインストールされる問題を修正
  • インターネット エクスプローラー ショートカットをポリシーを使用して削除しても再度表示される問題を修正
  • Windows Management InstrumentationでCurrentTimeZoneが間違った値に変更される問題を修正
  • 既存のリモート デスクトップ セッションへの再接続が失敗する問題を修正
  • BitLockerデータの暗号化において、Microsoft IntuneなどのMDMサービスで適切なデータが取得できない問題を修正

KB5034203はセキュリティ修正を含まないプレビューの更新プログラムであるため自動更新の対象にはなっていない。インストールするには、Windows Updateの[利用可能なオプションの更新プログラム]の項目に表示されるリンクをクリックする必要がある。または、Microsoft Updateカタログからスタンドアロンのパッケージをダウンロードしてインストールすることもできる。