Infineon TechnologiesとGlobalFoundries(GF)は1月22日、Infineonの40nmプロセス車載マイコン「AURIX TC3x」ならびにパワーマネジメント、コネクティビティソリューションに関して、2024年~2030年の複数年にまたがる供給契約を締結したことを発表した。

  • 「AURIX TC3xシリーズ」のパッケージ外観

    GFの40nmプロセスで生産されるInfieonの車載マイコン「AURIX TC3xシリーズ」のパッケージ外観 (出所:Infieon)

両社は、2013年以来、自動車、産業、セキュリティ向け半導体の技術および製品分野で協業してきており、今回の協業の核となるものは、次世代車両システムの厳しい安全性とセキュリティ要件を満たしながら、ミッションクリティカルな自動車アプリケーションを実現するのに適した、信頼性の高い組み込み不揮発性メモリ(eNVM)技術にあるとしている。

なお、Infineonの最高業務責任者(COO)であるルトガー・ヴァイブルグ氏は、「この長期契約により、Infineonは脱炭素化とデジタル化を推進する半導体ソリューションの供給をさらに強化する。自動車アプリケーションに対する半導体の需要が高まり続ける中、Infineonは強化された接続性と高度な安全性とセキュリティを備えた高品質なマイコンの提供を目指している。中でもAURIXマイコンは、自動運転の実現に向けて、信頼性の高いエレクトロニクスを実現するための重要な要素となる」と述べている。