米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は4月21日(米国時間)、「Cisco Releases Security Advisories for Multiple Products|CISA」において、シスコシステムズの複数製品に複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。

脆弱性に関する情報は次のページからたどることができる。

シスコからは短期間に比較的多くのセキュリティアドバイザリが発行される傾向が続いている。この1週間で発行または更新された脆弱性は次のとおり。

  • Cisco Industrial Network Director Vulnerabilities

    Cisco Industrial Network Director Vulnerabilities

この1週間で発行または更新されたセキュリティアドバイザリは8個で、このうち2個は深刻度が緊急(Critical)、3個は深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。CISAは、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。

すでに公開されているセキュリテアドバイザリがアップデートされたり、同じ製品であっても短い間隔で別のセキュリティアドバイザリが発行されたりすることがある。シスコ製品を使っている場合、掲載されているリストを日付などで整理しながら漏れなくチェックすることが望まれる。