TSMCが2023年1月の連結売上高を発表した。
それによると、前年同月比16.2％増、前月比3.9％増の2000億5100万NTドルとなり、初めて1月の売上高として2000億NTドルを突破したと同社では説明しているほか、月間売上高としても歴代5番目の高さとなったとしている。
同社の2022年12月売上高は、前月比13.5％減とマイナス成長を記録したこともあり、2023年1月はさらに売り上げを落とすのではないかと一部からは危惧されていたが、そうした予想とは裏腹にプラス成長を果たしたこととなる。台湾の半導体業界関係者からは、旧正月を前に、顧客が在庫を積み増したのではないかという見方もでている。
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TSMCの2023年1月売上高の前月および前年同月との比較 (出所:TSMC)
なおTSMCは、2023年第1四半期(1-3月期)の売上高について、前四半期比17％減とのガイダンスを12月に発表している。それによると、2023年第1四半期は世界的に経済状況が弱さが続いているため、最終市場の需要も引き続き弱く、顧客のさらなる在庫調整がTSMCの業績に影響を与えそうだとの見解を示している。
