産経新聞社とワークス・ジャパンは1月20日、2024年3月卒業・修了予定の大学生と大学院生を対象に実施した就職希望先調査の結果を発表した。

文系の学生に人気の企業 TOP20

就職人気企業ランキングの文系総合TOP20は以下の通り。

文系総合ランキングで1位となったのは、伊藤忠商事。学生自身が成長を実感できることをインターンシップのコンセプトとしており、業務の疑似体験を通じて、伊藤忠商事ならではの成長やビジネスの醍醐味を感じられるプログラムを提供していることから人気を集めている。また総合商社では4位に住友商事、5位に三菱商事、8位に三井物産もランクインしており、業界としての人気の高さも伺える。

2位にインターンシップの開催時期を前倒しにした損害保険ジャパン、3位に東京海上日動火災保険と保険系企業が続き、その他、銀行・コンサルティング・広告事業などが人気を集める結果になっている。

理系の学生に人気の企業 TOP20

就職人気企業ランキングの理系総合TOP20は以下の通り。

理系総合では、多様なインターンシップの開催とDX加速で活躍する企業に多くの票が集まる結果となった。1位はインターンシップでITの最前線を体感することができるNTTデータ。

2位にソニーグループ、5位に富士フイルム、6位に富士通、9位に日立製作所、10位に村田製作所がランクインするなどDX(デジタルトランスフォーメーション)という新潮流で活躍を見せる企業に人気が集中する結果に。

また、DXを推進する企業をサポートするコンサルは、業界を問わず多様なスキルを蓄積できることもあり、3位に野村総合研究所(NRI)、8位にアクセンチュアがランクイン。一方で、4位はトヨタ自動車、7位はパナソニックと、例年に引き続きメーカーの人気も堅調という結果になっている。