LegalForceは7月26日、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を用いた契約管理システム「LegalForceキャビネ」について、関連する契約書を自動で判定し関連契約書の候補として提示する「関連契約書候補表示」機能を追加したことを発表した。同機能により関連契約書の紐づけが容易になるため、複雑になりがちな契約書管理の課題解決と、スムーズな契約管理を支援するという。

  • LegalForceキャビネに関連契約書候補表示機能が追加された

    LegalForceキャビネに関連契約書候補表示機能が追加された

LegalForceキャビネは、自然言語処理技術と機械学習技術を活用し、契約データベースを作成して締結済みの契約書の管理を自動化するシステム。契約書をアップロードすることで、自動で文字起こしし、契約締結日や契約当事者名、契約開始日および終了日などの契約情報を抽出する。

今回リリースした関連契約書候補表示機能は、LegalForceキャビネにアップロードされた契約書の中から、関連する契約書を自動的に関連契約書の候補として提示する機能だ。これにより、例えば1つの案件に対して原契約とは別に「覚書」を交わす場合や、「基本契約」と「個別契約」などで複数の契約を締結する場合に、関連する契約書を紐づけられるようになるため、複雑な契約書管理における課題解決が見込めるとのことだ。