Applied Materials(AMAT)が発表した2022年度第2四半期(2022年2月〜4月期)の決算概要によると、売上高は前年同期比11.9%増の62億4500万ドル、営業利益は同19.9%増の18億9400万ドル、純利益は同15.5%増の15億3600万ドルとなったという。

  • AMATの2022年度第2四半期の決算概要

    AMATの2022年度第2四半期の決算概要 (出所:AMAT決算資料)

事業分野別で見ると、半導体製造装置事業は、売上高が同12.2%増の44億5800万ドル、営業利益が同6.9%増の16億4800万ドルとなった。用途別で見た場合の売上高構成比率はファンドリ/ロジック/その他が65%、DRAMが21%、フラッシュメモリが14%。サービス、パーツ、中古装置などを含むApplied Global Service(AGS)事業は、売上高が同15.0%増の13億8300万ドル、営業利益が同17.9%増の4億2200万ドルで、ディスプレイ/関連製品事業は売上高が同1.6%増の3億8100万ドル、営業利益が同24.6%増の8100万ドルとなった。

  • 各事業別の業績推移

    各事業別の業績推移 (出所:AMAT決算資料)

地域・国別売上高構成比率は、中国が34%(前四半期33%)ともっとも多く、次いで台湾23%、韓国16%、米国11%、欧州が8%、日本が6%、東南アジアが2%だった。米商務省は、さらに多くの中国資本の半導体メーカーへの米国製半導体製造装置の輸出を規制する方向で検討を進めているといわれているが、米国の主要半導体メーカーにとって、中国は最大市場であることに加え、今後も売り上げが増加することが予想される有望市場であるため、商務省の方針に強く反発してワシントンD.C.でのロビー活動を活発化している。

なお、同社は2022年度第3四半期(2022年5~7月期)の業績については、売上高を62億5000万±4億ドルと予想している。