Infineon Technologiesは4月12日(独時間)、インドネシアで行っている後工程(組み立て、テスト)の事業を拡大する計画を発表した。
具体的には、同社インドネシア法人のInfineon Technologies Batamが、インドネシアの電子機器製造メーカーUnisemグループのUnisemより、不動産を購入(Infineon Technologies Batamの近くにある2019年に閉鎖されたUnisem Batamの工場跡地と思われる)するとしている。
この敷地には、Infineonの製造スペースをフル稼働時で2倍にすることができる製造建屋が含まれるとしており、これを機にInfineon Technologies Batamでは、自動車向け半導体製品の組み立てとテストに注力する体制を整えるとしている。
なお、同社の自動車部門のエグゼクティブ バイス プレジデント兼COOであるトーマス カウフマン(Thomas Kaufmann)氏は、「今回の購入によって、新しい工場を1から建設するよりも早く後工程の製造能力を強化することが可能になり、高まる自動車向け半導体の需要に対応し、お客様へ利便性を提供することができます」とコメント。新工場での生産は2024年より開始される予定で、この取り組みは同社が2022会計年度に予定している約24億ユーロの投資戦略の一部だという。