BeeXは4月13日、パブリッククラウド上に構築したシステム環境やセキュリティ設定などを統合的に管理する、2つのCSPM(クラウドセキュリティ状態管理)サービスの提供を発表した。

今回提供するのは、「Check Point CloudGuard Posture Management」( CloudGuard Posture Management)を活用した「セキュリティ診断サービス」と「セキュリティ監視サービス(SOCサービス)」だ。CloudGuard Posture Managementを活用することで、クラウド環境を統一されたポリシーで一元的に管理し、IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)の設定不備によるシステムへの攻撃やセキュリティ事故の発生を抑止できるという。

セキュリティ診断サービスでは、スポット診断のほか、セキュリティ診断を定期的に実施するサブスクリプション診断を提供する。スポット診断の利用料金は50万円、サブスクリプション診断の利用料金は月額5万円となる。診断サービスには追加でCloudGuard Posture Managementのライセンス費用は発生しない。サブスクリプション診断サービスでは、別サービス(BeeXPlusのMSPサービス)の契約が必要となる。

  • セキュリティ診断サービスの概要

同サービスはCISベンチマークに基づき、ネットワーク全体の構成やストレージ設定、暗号化設定など、各クラウドリソースへのアクセス権限やパラメータ設定を分析。設定不備による脆弱性を検出したうえで、是正策を提示する。

セキュリティ監視サービス(SOCサービス)では、24時間体制を含むシステム監視などを実施する。利用料金は平日9時~17時の監視で15万円、24時間365日の監視で30万円となる。

  • セキュリティ監視サービス(SOCサービス)の概要

監視サービスの適用時に検出されるセキュリティリスクを精査し、利用企業の運用の負荷となる過検知を減らし、システム環境に合わせた監視設定を作成する。緊急度の高いアラートを検知した際は、アラート内容の解析後10分以内に、企業担当者へセキュリティ専門家の見解とともに通知する。

また、月に一度、セキュリティ専門家による見解と併せて、検知状況の把握のためのレポートも提供する。