Googleの日本法人は3月31日、4月2日の国際ファクトチェックデーに合わせて、ニュースを読む際に注意したいファクトチェックのためのリストを紹介した。

昨今、日本においては、さまざまな話題の真偽を確かめようとする検索が増加しているという。例えば、2021年2月と比べ、2022年2月は「フェイクニュースについて」というキーワードの検索が418%、「ファクトチェック やり方」も同様に211%増加しているとのことだ。オンライン上の情報を検証するという非常に重要な作業に対し、人々が注意を向け始めていることがうかがえる。

チェックリストの1点目は「情報のソースは何か」。見ているニュースがどこから提供されたものかを確認し、情報源が確認または検証できない情報は共有しないようにするのが良いだろう。

2点目は「そのソースは信頼できるか」。信頼できるメディアや政府のWebサイトなど、公式な一時情報源を探し、記事の主張が、情報源、写真、動画などへのリンクによって裏付けられているかどうかを確認する必要がある。

3点目は「誰が『専門家』か」を確認することだ。専門家のコメントなのか、感情的な意見なのかを見分け、その分野のエキスパートの意見を確認してほしい。

4点目は「アクション(高評価、共有、購読、購入など)を求められていないか」だ。いわゆる「特ダネ」記事は、収益化しているアカウントを運営している人による、ソーシャルメディア上で注目を集めるための策略かもしれない。

チェックリストの最後は「衝撃的だったり、恐怖心や憎悪を煽ろうとしたりしていないか」である。危害や損害につながる有害な誤情報が拡散される現代では、情報を共有・拡散する前に立ち止まって考えることが重要。

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