ヤフーは2月28日、同社が運営するインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」において、偽情報や誤情報などの不確かな情報に惑わされず、ニュースや情報について正しく理解する力を身につけるための学習コンテンツ「Yahoo!ニュース健診」の提供を開始すると発表した。なお、同コンテンツは5月19日までの期間限定だ。また、スマートフォンブラウザにのみ対応する。

  • 「Yahoo!ニュース健診」のイメージ

近年は、総務省がインターネット上のフェイクニュースや偽情報への対策を注意喚起するなど、不確かな情報の流布が社会課題となっている。インターネットやSNSの普及などによって手軽に情報を得られる環境では、デマや誤情報などに惑わされず、正確に情報を読み解き、確証のない情報を安易に拡散しないなど、ユーザー個人の情報判断力の向上も求められる。そこで同社は、ニュースや情報について正しく理解する力を身につけるための学習コンテンツとして、「Yahoo!ニュース健診」を提供する。

同コンテンツは専門家である平和博氏(桜美林大学リベラルアーツ学群教授)が監修を務める。ユーザーが気軽に情報判断力を向上できるよう、多くの人にとって身近な健康診断をイメージした構成にしたという。ニュースや情報に対する判断力を「読む力」「確かめる力」「共有する力」の3種類として定義し、それぞれから3種類、合計9問のクイズが出題される。設問ごとに解説も掲載しているとのことだ。

  • 設問のイメージ

すべての設問に対し回答を終えると、正解数に合わせて3段階の健診結果が表示される。それぞれの設問について「見出し釣られ傾向」「突発性シェア衝動」など「症状」に例えた診断結果とコメントが付与される。これにより、ユーザーは自身の情報判断力に関するレベルや弱点などが確認できるという。