村田製作所は、自動車向けの1005M(1.0mm×0.5mm)サイズで静電容量4.3μFを実現した3端子積層セラミックコンデンサ(MLCC)「NFM15HC435D0E3」を開発し、量産を開始したことを発表した。

近年の自動車のE/E(電気/電子)化に伴い、センサやプロセッサの搭載数が増加。その正常動作のために積層セラミックコンデンサの搭載数も増加しているが、実装面積の削減および信頼性の向上に向け、小型大容量化、および低ESL(Equivalent Series Inductance:等価直列インダクタンス)化による高周波特性の向上が求められるようになっているという。また、一般的な2端子の積層セラミックコンデンサよりもESLが低い3端子積層セラミックコンデンサは、少ない部品点数で高周波帯域のインピーダンスを低減させることができるとして、小型化・高密度化が求められるADAS搭載自動車などでの採用が拡大しているともいう。

同製品は、そうしたニーズに対応することを目的に開発されたもので、同社従来品比で4.3倍の静電容量を1005Mサイズの自動車向け3端子コンデンサとして実現。これにより、車載機器のさらなる小型化、高密度化を可能にするとしている。

なお同社では、今後も市場ニーズに対応したラインアップ拡充に取り組み、自動車の高性能化・多機能化に貢献していくとしているほか、コンデンサの小型化により、部資材削減や工場の使用電力量削減などの環境負荷低減も図っていくとしている。

  • 3端子積層セラミックコンデンサ「NFM15HC435D0E3」

    自動車向け1005Mサイズにおいて静電容量4.3μFを実現した3端子積層セラミックコンデンサ「NFM15HC435D0E3」