Microsoftは、Windowsをカスタマイズするユーティリティとして、「Microsoft PowerToys」を提供している。上級者向けのツールとなるが、Windowsの設定アプリやコントロールパネルからは設定できないさまざまな機能が提供されており、多くのユーザーが愛用している。Microsoftはこのところ、PowerToysにマウス系の機能追加を行っているが、今月末にさらに新しいマウス機能が導入されるようだ。

Microsoft PowerToysの開発を率いるClint Rutkas氏は1月20日、Twitterにおいて、2022年1月下旬に公開を予定しているPowerToys version 0.55にマウスカーソルの位置を強調表示する機能が追加されると伝えた。この機能は「Inclusive Mouse」と呼ばれており、マウスカーソルの位置を十字線を描画することで強調表示するものとされている。

  • Clint Rutkas氏のつぶやき

    Clint Rutkas氏のツイート

MicrosoftはすでにPowerToysにマウスカーソルを探しやすくする機能を2つ追加している。1つは「マウスの検索」と呼ばれ、「Ctrl」キーを2回連続して押すことで機能するようになっている。「Ctrl」キーを2回連続して押すとマウスカーソルのある場所にスポットライトが当たったようなUIが表示され、マウスカーソルをすぐに見つけることができる。

もう1つは「マウス蛍光ペン」と呼ばれる機能で、「Windows」+「Shift」+「H」で機能が有効になる。この機能を有効化しておくと、ボタンを押したときにマウスカーソルの周辺が蛍光ペンで塗ったように光り強調表示されるようになる。2022年1月下旬にはこの2つのマウスカーソル強調機能に、新しく十字線で強調する機能が追加されることになる。