2022年の始まりにあたり、ソーラーウインズ・ジャパン代表取締役社長 脇本亜紀氏は以下のように年頭所感を発表した。

年頭に当たり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。

ソーラーウインズは、ハイブリッド、マルチクラウド環境向けのシンプルでパワフルかつセキュアな監視、管理ソリューションの提供により、お客さまのビジネス変革を加速させることを目指しています。単一のプラットフォーム上でネットワーク、アプリケーションからデータベースまでを対象とする様々な監視モジュールを組み合わせてご利用いただけること、オンプレからクラウドまでを一貫して監視できることなどが特長です。おかげ様で、大手調査会社のIDC社から、再びネットワーク管理ソフトウェア市場における世界リーダーとして位置づけていただきました。

昨年1月には、IT業界で約25年に及ぶ豊富な経験をもつSudhakar Ramakrishnaを社長兼CEO(最高経営責任者)として迎え、現行の広範な監視、管理ポートフォリオをオブザーバビリティ(可観測性)で実現するプラットフォームに進化させつつあります。2022年は、エンタープライズの運用において自動化やAI/MLが本格的に採用され、オブザーバビリティの必要性に対する認識が高まるものと予想しており、弊社も監視ソフトウェアのリーダーとしてこのトレンドを推進したいと考えています。

日本においては、「ハイタッチ営業」、「パートナー戦略」、「認知度向上」、「組織の強化」の四本柱を軸に、お客様からの信頼を獲得しながら、市場拡大を図って参ります。その一環として、パートナーの皆様にご活用いただく販促資料の日本語化やトレーニングプログラムを強化してまいります。2021年11月にはネットワーク管理分野で豊富な実績を持つ情報工房株式会社様と新たにパートナー契約を締結、さらに同月には長年の販売パートナーであるジュピターテクノロジー株式会社様に弊社のSIEMソリューションの取り扱いを開始いただきました。本年も引き続き日本市場に合ったパートナー戦略を推進していく所存です。

また、デジタルトランスフォメーション(DX)が進む中で、企業が新規ビジネス創出に本腰を入れるには、作業負荷とコストを抑えつつ安定的なIT運用を継続させることが不可欠です。そのためにはサイロ化の解消を目指し、俯瞰的にネットワークなどのIT運用管理/監視ができるようなプロセスの改善や、それらを実現する新しいツールの実装が必要となります。当社は、大手金融業から、流通、製造などあらゆる規模のお客様に製品を導入いただいておりますが、今後も幅広い業種のお客様に製品を導入いただけるよう、積極的な提案活動に努めて参ります。

2022年も、ソーラーウインズをどうぞよろしくお願い申し上げます。