テレニシは12月27日、飲酒検査クラウド管理システム「ホワイト安全キーパー」の取り扱いを発表した。同システムは安全運転管理者を選任している事業者および、社有車を使用する事業所を対象としたもので、サービス提供開始は2022年2月を予定している。

同システムを用いて、据置型・携帯型などのアルコール検知器でチェックした、ドライバーのアルコールチェック結果などをクラウドサーバーに保管できる。同システムは、同社が提供する「IT点呼キーパー」を改良したもので、ドライバーの体調や点検整備状況などをIT機器を通して行う「IT点呼」の結果も併せて登録・管理できる。

  • ホワイト安全キーパー(開発中画面)

同システムでは、システム上にアルコールチェックをした日付や対象者の名前のほか、疾病・疲労・睡眠不足の有無や飲酒検査の方法など複数の項目を記録し、部門別・組織別・営業所別などにアルコールチェック結果を一覧できる。

また、スマホ連動型のアルコールチェッカーにも対応しているため、営業所や拠点以外でもアルコール検査にも対応可能だ。

道路交通法の改正により、2022年4月から安全運転管理者選任事業所(乗用車なら5台以上、定員11名以上の車両なら1台以上を保有している事業所)には、「目視およびアルコール検知器による確認の記録をデジタルデータや日誌等で1年間保存すること」が義務化される。2022年10月からは、アルコールチェッカーを使用したアルコールチェックが義務化されるため、貨物・旅客事業者には全社的なアルコールチェックのための体制整備が求められている。