NTTアドバンステクノロジは11月15日、ネットワーク可視化/自動化&マップベースマネジメント「NetworkBrain」の新バージョン(Ver.10.0)を2021年11月15日から提供開始すると発表した。NetworkBrainは、自動で作成されるネットワークマップをインターフェイスとして、ドキュメンテーション、トラブルシューティング、設定変更を自動化できるサービスだ。

Ver.10.0では、パブリッククラウド(AWS、Microsoft Azure)環境をサポートする。クラウドと拠点ネットワークを同一の画面で管理し、動的なマップ作成、取得した情報の可視化およびパス解析を行える。

  • パブリッククラウドを含めたネットワークマップ管理のイメージ

このほか、ネットワーク設計の意図(Intent)を考慮した監視機能「Intent-Based Automation」やチームでのトラブルシューティングを加速させる「Incident-Based Collaboration」機能などが追加された。

Intent-Based Automationではネットワーク設計の意図(Intent)を考慮して、障害発生を起点に複数のネットワーク正常性を確認するパラメータを検証可能だできる。例えば、CPU使用率が上昇した際にshowコマンドをデバイスで実行し、冗長構成のステータス確認およびインターフェイスでのパケットドロップ確認を自動で行うなど、複数の項目を検証しサービスの正常性を確認できる。

  • Intent-Based Automationによるパラメータ検証画面。各アラートをトリガに実施する検証を設定する

Incident-Based Collaboration機能では、NetworkBrainのGUI上でチケットを起票し、インシデント(障害解析状況)を管理することができるようになった。インシデントチケットでは個別のポータルが提供され、特定のトラブルシューティングタスクを対象としたマップおよび調査結果が共有される。インシデントチケットでは個別のポータルが提供され、特定のトラブルシューティングタスクを対象としたマップおよび調査結果を共有できる。また、ポータルにはチャット機能が統合されている。