オージス総研は9月28日、同社が提供するOpenAMベースの統合認証基盤ソリューション「ThemiStruct-WAM」の機能強化を発表した。

システムの利便性およびセキュリティ強度向上を目的として、同ソリューションには新たに、認証技術の規格であるFIDO2によるパスワードレス認証・多要素認証や各種システムへのシングルサインオンが簡易に実装できるUIが追加された。

ThemiStruct-WAMは社内/社外システムのシングルサインオンを実現するOpenAMベースの統合認証基盤だ。ID/パスワード以外の認証要素を組み合わせることで、利用者のアクセス環境に応じてアクセスコントロールが行える。社内システムをはじめ、さまざまなクラウドサービスとのシングルサインオンも実現する。

  • ThemiStruct-WAMのシステム構成イメ―ジ

FIDO2の採用により、専用のソフトウェアやハードウェアを利用せずに、指紋認証や顔認証といった「パスワードを使わない認証情報」が利用可能となった。従来のパスワード認証と組み合わせた「多要素認証」も実現可能だ。

各種システムへのシングルサインオンの実装に際して、従来は専門知識を保有した技術者によるサポートが必要だった。UIを刷新したことで、設定画面への入力のみでシングルサインオンの実装が可能となった。