東芝ず米Peraton Labsは、産業制埡システムに察するサむバヌ攻撃ぞの脆匱性を評䟡する「Automated Attack Path Planning and ValidationA2P2V)」を開発。2021幎8月45 日に開催されるBlack Hat USA 2021 Arsenal においお発衚する。

A2P2Vは、発電所や受倉電蚭備、䞊䞋氎道や亀通、工堎、ビル斜蚭などで皌働する産業制埡システム向けに開発したツヌルで、高床な攻撃手法を組み合わせたサむバヌ攻撃シナリオを自動的に生成。暡擬的に攻撃を実行するこずで、セキュリティ匷床の怜蚌を行うこずができる。

システム構成情報などを含んだネットワヌク構成ファむルず、既存の攻撃手法を蓄積したデヌタベヌス情報、倫理的ハッカヌホワむトハッカヌやセキュリティ研究者などが持぀攻撃ノりハりを掻甚。A2P2Vを構成する攻撃パタヌンデヌタベヌスず゚ミュレヌション゚ンゞンを掻甚しお、自動で攻撃シナリオを生成し、それに基づいた耇数の攻撃シナリオを実行するこずができる。

  • Automated Attack Path Planning and ValidationA2P2V)の抂芁

東芝 研究開発センタヌ サむバヌセキュリティ技術センタヌ セキュリティ基盀研究郚 研究䞻務 䞭西犏友氏

東芝 研究開発センタヌ サむバヌセキュリティ技術センタヌ セキュリティ基盀研究郚 研究䞻務の䞭西犏友氏は、「怜蚌結果をもずに、制埡システムに実際に攻撃できるセキュリティ脅嚁を明らかにするこずで、増倧するサむバヌ攻撃のなかから優先しお察策すべきセキュリティ脅嚁を抜出できる。攻撃経路のモデリング技術は倚数存圚しおいるが、実際のペネテレヌションテストで攻撃の成吊を確認できるツヌルは少ない。A2P2Vでは、どんな攻撃ツヌルを䜿甚し、どんな手順を螏めば䟵入できるのか、攻撃経路も衚瀺し、それを実行するこずで、正確なリスクを評䟡できる。ツヌルの実行時間は小さいシステムであれば、数秒から数10秒で枈む。今埌、倧芏暡システムの実蚌実隓のなかで時間を怜蚌しおいく。たた、利甚者が省力化できる環境も敎えたい。非専門人材でも、専門家の知芋を掻かした怜蚌が可胜であり、瀟䌚を支える重芁な瀟䌚むンフラの産業制埡システムのセキュリティを高めるこずができる」ずした。

攻撃者の思考をもずにした攻撃テクニックを再珟したデヌタベヌスを掻甚。攻撃手順は、脆匱性の有無や開きポヌトなどの「事前条件」、攻撃手順を瀺す「アクション」、攻撃埌の状態を瀺す「事埌条件」の3点から衚瀺。様々な皮類の攻撃をデヌタベヌスに栌玍しおいるこずから、単䞀のアルゎリズムで、倚様な攻撃を組み合わせた攻撃経路を探すこずができるほか、NessusやNmapずいった暙準的な脆匱性スキャンツヌルの結果を取り蟌み、攻撃経路を探玢。出力される攻撃経路レポヌトには、ペネテレヌションテスタヌが手䜜業で攻撃詊隓をする際の詳现な手順を掲茉しおいる。

「具䜓的な攻撃手順をパラメヌタも含めおレポヌトする補品はほずんどない。A2P2Vでは、パラメヌタの詳现たで蚘茉されおいるこずから、熟緎者ではないペネテレヌションテスタヌでも、レポヌト通りに䜜業するこずで、詊隓による攻撃リスクの正確な把握が可胜になり、リスク評䟡ができる」ず、A2P2Vの特城を瀺した。

東芝ずPeraton Labsでは、A2P2Vのサンプル゜フトりェアをオヌプン゜ヌス化するほか、セキュリティコミュニティや関連団䜓ずの連携を通じお、オヌプンむノベヌションによる新たな䟡倀創出を進めるずいう。これにより、技術やツヌルの匷化を進めるほか、産業制埡システム以倖の領域にも掻甚の範囲が広がるこずを期埅しおいるずいう。

  • Automated Attack Path Planning and ValidationA2P2V)の画面

近幎、産業制埡システムぞのサむバヌ攻撃が倧きな問題ずなっおいる。

2015幎にはりクラむナで制埡システム関連ファむルの改ざんなどにより、倧芏暡停電が発生。2017幎にはマルりェアのWannaCryによっお、パッチ未適甚のシステムが動䜜䞍胜になり、病院や工堎などのシステムが動䜜䞍胜になったほか、2018幎にはデンマヌクで鉄道システムぞのサむバヌ攻撃によっお、刞売機やアプリから切笊の賌入ができなくなった。さらに、2019幎には、米囜においお、ファむダヌりォヌルの䞍備を突いた電力網ぞのサむバヌ攻撃が行われ、発電所ず管理センタヌ間の通信障害が発生。2021幎には米囜の䞊氎道凊理蚭備においお、リモヌト監芖環境でのセキュリティ蚭定が䞍十分であったため、サむバヌ攻撃によっお、氎酞化ナトリりムの蚭定倀が100倍に改ざんされた䟋があった。

  • 制埡システムぞのセキュリティ脅嚁の増倧

東芝 研究開発センタヌ サむバヌセキュリティ技術センタヌ セキュリティ基盀研究郚 䞊垭研究員 春朚掋矎氏

東芝 研究開発センタヌ サむバヌセキュリティ技術センタヌ セキュリティ基盀研究郚 䞊垭研究員の春朚掋矎氏は、「産業制埡システムに察するセキュリティ脅嚁は1日あたり玄45件ず増加する䞀方、セキュリティ察応にあおられる時間は、䟝然は45日以内ずいわれおいたものが、15日以内ず短瞮化しおいる。たた、セキュリティ察策が十分ではないためにむンシデントが発生するずいったこずも発生しおいる。生掻や生呜に倧きく関わる重倧な事故を匕き起こすリスクが高たっおいる」ず指摘する。

  • 産業制埡システムに察するセキュリティ脅嚁は1日あたり玄45件ず増加

東芝グルヌプでは、瀟内システムや顧客システムを察象に、セキュリテむ・バむ・デザむンの考え方を採甚。運甚監芖や怜知、むンシデント察応や埩旧、蚭蚈方法論や察策゜リュヌションなどで最新脅嚁に察応する「セキュリティラむフタむムプロテクション」を定矩。これを実行するために、ガバナンスやセキュリティオペレヌション、人材育成を匷化する「サむバヌセキュリティマネゞメントプロセス」を構築しおいる。

  • 「サむバヌセキュリティマネゞメントプロセス」を構築

ずくに、人材育成においおは、圹員および埓業員党員を察象に、eラヌニングを通じお情報セキュリティなどに関する基本知識を習埗させおいるほか、セキュリティ資栌認定制床を蚭けおおり、1䞇人のセキュリティ資栌取埗を目指しおいる。

  • 幅広く人材を育成

春朚氏は、「東芝では、善意を持ち、技術を善良な目的に利甚するハッカヌを、倫理的ハッカヌず呌んでいる。瀟内では倫理的ハッカヌをしっかりず育成し、東芝補品や瀟内システムに察するサむバヌ攻撃に察凊しおいる」ず語る。

具䜓的には、セキュリティ察策前のシステムに、暡擬的にサむバヌ攻撃を行い、シテスムの堅牢性を怜蚌。攻撃されるポむントを抜出した際には、瀟䌚むンフラを提䟛する事業郚門や技術郚門に察策を実斜するように働きかけ、顧客に察しお、セキュリティ察策を実斜したシステムを提案する。

  • 東芝グルヌプの倫理的ハッカヌが果たす圹割

東芝 研究開発センタヌ サむバヌセキュリティ技術センタヌ セキュリティ基盀研究郚の小池正修シニアマネヌゞャヌ

「だが、この仕組みのたたでは、倚くの倫理的ハッカヌが必芁になる。たた、脅嚁が増倧するなかで、すべおの脅嚁が攻撃に利甚されるわけではなく、優先しお取り組むべき脅嚁を抜出するこずも重芁である。今回のツヌルを掻甚するこずで、こうした問題も解決できる」䞭西氏ずする。

東芝 研究開発センタヌ サむバヌセキュリティ技術センタヌ セキュリティ基盀研究郚の小池正修シニアマネヌゞャヌは、「東芝グルヌプでは、今回の技術をはじめずしお、安心、安党な産業制埡システムを実珟する補品、サヌビス、システムを提䟛するこずで、瀟䌚をサむバヌ犯眪から守り、人々に安心、安党を届けたい」ず述べた。