GitHubは米国時間2021年6月29日、AI(人工知能)でコーディングの負担を軽減する「GitHub Copilot」のテクニカルプレビューを公開した。Visual Studio Codeの拡張機能、もしくはGitHub Codespacesで動作する。本稿執筆時点でも申し込みは可能で、Visual Studio Codeの使用頻度などを尋ねられるが、利用は少数のテスターに限定される。

  • 公式ページのGitHub Copilotのデモンストレーション。ハイライト部分がAIで自動生成したコード

    公式ページのGitHub Copilotのデモンストレーション。ハイライト部分がAIで自動生成したコード

OpenAIと共同開発したGitHub Copilotは「OpenAI Codex」と呼ばれるAIシステムが、コーディング途中の文脈を読み取って、開発者が記述するであろうコードの補完提案を行う機能。GitHubは公式ブログで、「ネット上を検索せずに問題の解決やテストの作成、新しいAPIの探索を可能にし、コーディング作業を迅速に完了させる」と説明した。テクニカルプレビュー段階ではPython、JavaScript、TypeScript、RubyそしてGoに対応する。

  • GitHub Copilotの仕組み(公式ページより抜粋)

    GitHub Copilotの仕組み(公式ページより抜粋)

阿久津良和(Cactus)