United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は3月9日(米国時間)、「Adobe Releases Security Updates |CISA」において、アドビの複数のプロダクトに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Adobe Framemaker 2019.0.8およびこれよりも前のバージョン(Windows版)
  • Creative Cloud Desktop Application 5.3およびこれよりも前のバージョン(Windows版)
  • Adobe Connect 11.0.5およびこれよりも前のバージョン

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Adobe Framemaker 2020.0.2 (Windows版)
  • Creative Cloud Desktop Application 5.4 (Windows版)
  • Adobe Connect 11.2
  • Adobe Security Bulletin - Security update available for Adobe Creative Cloud Desktop Application|APSB21-18

    Adobe Security Bulletin - Security update available for Adobe Creative Cloud Desktop Application | APSB21-18

脆弱性のいくつかは深刻度が緊急(Critical)に分類されており注意が必要。Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)はユーザーおよび管理者に対して上記セキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。