韓国産業通商資源部(日本の経済産業省に相当する中央官庁)は3月4日、同国の自動車および半導体業界の要人をソウル市内に招集し、「未来の自動車 - 半導体連携協力協議体」の発足式を開催したことを発表した。
同発足式に参加したのは、国立研究機関である電子技術研究院長と自動車研究院長、民間から現代自動車社長、現代モービス副社長、Samsung Electronics専務、DBハイテク副社長、テレチップスの代表者、ネクストチップの代表者、自動車協会運営委員長、半導体協会副会長などといった自動車・ 半導体関連企業の代表者たちである。
同協議体の目的について産業通商資源部では、「最近の世界的な自動車向け半導体の供給不足という状態の対策を模索し、将来の自動車向け半導体市場に対するニーズの先取りと国内サプライチェーンの安定化に向けた中長期の協力方案を議論すること」だと説明している。初回の会合となった今回は、韓国内の自動車メーカーと半導体企業が将来の自動運転に対応する電気自動車(EV)に必要な半導体開発に関して密接に協力するための方策が議論された模様である。