キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2月1日、Microsoft 365およびGoogle Workspaceにおけるクラウド型メールの情報漏えい対策サービス「GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウド」の新バージョンの提供を同14日から順次開始すると発表した。これに伴い追加される新機能により、クラウド型メールにおける管理業務負荷のさらなる軽減を支援するという。

昨今の働き方改革とテレワーク導入の推進でクウドシフトが加速しており、複数のコミュニケーション手段に対応できるMicrosoft 365やGoogle Workspaceなど統合型コミュニケーションサービスのさらに高まっている。一方で、情報漏えいや標的型攻撃など、クラウドサービスのセキュリティリスクもあり、システム管理者にはセキュリティレベルと業務負荷のバランスを見極めたセキュリティ対策の実現が求められているという。

そこで同社は、GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウドにおいて新バージョンの提供を開始する。新バージョンでは、主にメール分析レポート機能の追加と管理画面の刷新を行い、新しい働き方を推進するシステム管理者における業務負荷の軽減をサポートする。

メール分析レポート機能は、メールのやり取りから、ある特定のキーワードが含まれるメールを業務上不適切なメールとして検出し、レポート形式で自動出力。

これにより、「誰が」「誰宛に」「いつ」「どんな」メールのやりとりをしているのかが可視化されるため、故意の情報漏えい、流出や各種ハラスメントの発生を抑制する。また、コミュニケーション機会の減少や手段の変化により発生する課題を把握し、業務効率化を支援する。

  • メール分析レポート機能の概要

    メール分析レポート機能の概要

管理画面の刷新は、セキュリティ対策に対して利便性と業務負荷低減を両立したい顧客向けのラインアップである「Mailセキュリティ・クラウド ベーシック」で行い、設定作業を簡便化するほか、機能拡充も併せて実施することで、簡単かつ迅速に誤送信対策の導入を実現するという。

  • Mailセキュリティ・クラウド ベーシック管理画面のイメージ

    Mailセキュリティ・クラウド ベーシック管理画面のイメージ