ルネサス エレクトロニクスは6月25日、産業用モータ駆動向けに100V耐圧のハーフブリッジMOSFETドライバIC「HIP2211/2210」を発表した。

2製品は、同社の従来品「ISL2111/ISL2110」とピン互換の上位製品という位置づけで、スタンダードなHI/LI入力またはトライステートPWM入力により電源供給とモータ駆動の設計の簡略化を可能にする。

また、最大-10Vの負電圧過渡に対する耐性を長時間維持できるほか、スルーレート50V/nsの高速・高電圧HSピンを装備することで、厳しい使用条件下でも確実に動作することが可能となっている。

加えてHIP2010は、プログラム可能な対シュートスルー保護機能と低電圧保護機能(UVLO)を搭載しているため、駆動するMOSFETを外的要因による障害から守ることを可能としている。

なお、HIP2211は8ピンSOCIと4mm角の10ピンTDFNパッケージで、HIP2210は4mm角の10ピンTDFNパッケージで提供され、1000個一括購入時の参考価格はどちらも1.30ドル/個(税別)としている。

  • 産業用100V耐圧ハーフブリッジMOSFETドライバIC

    産業用100V耐圧ハーフブリッジMOSFETドライバICのパッケージイメージ