米オラクルは4月28日、Zoom Video Communicationsが、同社のビデオ・コミュニケーション・サービスの継続的な提供および革新に伴うビジネス・ニーズに対応するため、「Oracle Cloud Infrastructure」を選定したと発表した。

新型コロナウイルスの影響で、Zoomのユーザーは急増しており、クラウドのキャパシティ拡張が火急の課題となっていたという。

ZoomのCEOであるエリック・S・ユアン氏は、「Oracle Cloud Infrastructure」を選択した理由について、「複数のプラットフォームを調査したが、キャパシティを迅速に拡張し、新規ユーザーのニーズを満たす上で『Oracle Cloud Infrastructure』が有益であると判断した。業界をリードするセキュリティ、卓越したパフォーマンス、比類なきサポート・レベルが『Oracle Cloud Infrastructure』を選定した理由」と述べている。

「Oracle Cloud Infrastructure」は数時間で展開を完了。フル運用が実現した現在、Zoomは「Oracle Cloud Infrastructure」上で数百万人の同時参加者に対応可能となっている。

Zoomは既に「Oracle Cloud Infrastructure」のサーバを通じて、7ペタバイト(HDビデオ換算で約93年分)を毎日転送しているという。