TIOBE Softwareから、2020年2月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2020年2月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 17.358% ↑
2 C 16.766% ↑
3 Python 9.345% ↑
4 C++ 6.164% ↓
5 C# 5.927% ↑
6 Visual Basic .NET 5.862% ↓
7 JavaScript 2.060% ↓
8 PHP 2.018% ↓
9 SQL 1.526% ↓
10 Swift 1.460% ↑
11 Go 1.131% ↑
12 Assembly language 1.111% ↓
13 R 1.005% ↓
14 D 0.917% ↑
15 Ruby 0.844% ↓
16 MATLAB 0.794% ↓
17 PL/SQL 0.764% ↓
18 Delphi/Object Pascal 0.748% ↓
19 Perl 0.697% ↓
20 Objective-C 0.688% ↓
  • 2月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

    2月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

  • 2月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

    2月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

Objective-Cは下落を続け、2020年2月はついに20位になった。今後も下落は続くと見られ、来月以降には20位圏外につける可能性もある。TIOBE Softwareは2014年にAppleがObjective-Cの後継となる新しいプログラミング言語Swiftを発表した時点では、もっと早い段階でObjective-Cのインデックス値が下落すると考えており、当初の想定よりも長い時間がかかったと評している。

Objective-Cは2014年の12%から、2016年には1%までシェアを減らした。しかし、同時にSwiftは1%から2%までしかシェアを増やしていない。AppleとしてはObjective-CからSwiftへの移行を望んでいた見られるが、実際にはモバイルアプリへコンパイル可能な他のプログラミング言語へシェアが流れたと見られる。

TIOBE SoftwareはObjective-CとSwiftのこうした推移を前提とし、一見するとAppleがObjective-CからSwiftへ無差別に置き換えを進めたことは誤りだったと考えるかもしれないが、実際にはほかに選択肢がなかったと説明。Objective-Cはプログラミング言語としては古く再設計が必要だったと指摘している。

ただし、Java、C++、C#などの言語がリリースごとに小さな変更を加えて生き残ってきたように、Objective-Cにも最新の機能を段階的に拡張していったほうがよかったかもしれないともコメントしている。