State of JavaScriptがこのほど、2019年におけるJavaScript関連の調査結果「The State of JavaScript 2019」を公開した。フロントエンドフレームワークとして注目されていたAngularだが、実際にはもう使わないと回答するユーザーの割合が2018年から増加しており、さらに今後学習するつもりもないと回答するユーザーの割合も多い。今後徐々に使用割合が減っていく可能性が見えてきている。
一方、ReactとVue.jsは順調に使用率を伸ばしつつ、さらに今後学習していきたいというユーザーの割合も多い。今後、ReactとVue.jsはさらにユーザーが増える可能性がある。
JavaScriptのフロントエンドフレームワークはいくつも存在している。しかし、ReactとVue.jsと比べると、ほかのフレームワークは使用していると答えているユーザーが少なく、この2つ(割合で言えばAngularも依然として使用率の高いほうに入っている)と比べると小さい値にとどまっている。
The State of JavaScript 2019の調査に協力したユーザーは2万1717名で、世界中のJavaScriptユーザが回答している。最も多いのは米国の4509名で、これに英国の1227名、フランスの1056名、ドイツの967名、カナダの757名が続いている。日本からは118名から回答があり、全体の0.6%ほどとされている。The State of JavaScriptの調査は2016年から実施されており、JavaScript関連の技術流行がどのように変化しているかが示されている。