United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は5月14日(米国時間)、「Adobe Releases Security Updates|US-CERT」において、Adobe Systemsの複数のプロダクトに脆弱性が存在すると伝えた。対象の脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性の情報は次のページにまとまっている。
- Security Updates Available for Adobe Media Encoder | APSB19-29
- Security Bulletin for Adobe Flash Player | APSB19-26
- Security bulletin for Adobe Acrobat and Reader | APSB19-18
影響を受けるとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Adobe Media Encoder 13.0.2 Windows版/macOS版
- Adobe Flash Player Desktop Runtime 32.0.0.171およびこれよりも前のバージョン Windows版/macOS版/Linux版
- Adobe Flash Player for Google Chrome 32.0.0.171およびこれよりも前のバージョン Windows版/macOS版/Linux版/Chrome OS版
- Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 32.0.0.171およびこれよりも前のバージョン Windows 10版
- Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 32.0.0.171およびこれよりも前のバージョン Windows 8.1版
- Acrobat DC 2019.010.20100 およびこれよりも前のバージョン Windows版
- Acrobat DC 2019.010.20100およびこれよりも前のバージョン macOS版
- Acrobat Reader DC 2019.010.20099およびこれよりも前のバージョン Windows版
- Acrobat Reader DC 2019.010.20099およびこれよりも前のバージョン macOS版
- Acrobat 2017 2017.011.30140およびこれよりも前のバージョン Windows版
- Acrobat 2017 2017.011.30140およびこれよりも前のバージョン macOS版
- Acrobat Reader 2017 2017.011.30138およびこれよりも前のバージョン Windows版
- Acrobat Reader 2017 2017.011.30138およびこれよりも前のバージョン macOS版
- Acrobat DC 2015.006.30495およびこれよりも前のバージョン Windows版
- Acrobat DC 2015.006.30495およびこれよりも前のバージョン macOS版
- Acrobat Reader DC 2015.006.30493およびこれよりも前のバージョン Windows版
- Acrobat Reader DC 2015.006.30493およびこれよりも前のバージョン macOS版
Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)はユーザーおよび管理者に対し、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。