Tecmint.comは2月12日(米国時間)、「8 Best Linux Console File Managers」において、コンソールやターミナルで利用できる便利なファイルマネージャコマンドを8個紹介した。フル機能を備えたファイルマネージャからシンプルで高速なファイルマネージャまで紹介されている。

記事で取り上げられているファイルマネージャコマンドは次のとおり。

名前 コマンド 特徴
GNU Midnight Commander mc ファイルマネージャとして利用する上で必要な機能がそろっているほか、FTPクライアントとしての機能も備えている
Ranger Console File Manager ranger ファイルやディレクトリのプレビュー機能を備えたファイルマネージャ。Vimのようなインタフェースを持っている
Cfiles Fast Terminal File Manager cfiles 高速に動作するファイルマネージャ。C言語とncursesを使って開発されている。Vimのようなキーバインドを提供している
Vifm Console File Manager vifm Vimと同じキーバインドで操作できるファイルマネージャ
Nnn Terminal File Browser nnn 最速のファイルマネージャ。機能は少ないが高速に動作する
Last File Manager lfm Pythonで開発されたcursesベースのファイルマネージャ。基本機能以外にも多くの機能を提供しているという特徴がある
lf – List Files lf Rangerに影響を受けた開発されたファイルマネージャ
WCM Commander wcw クロスプラットフォームで高速に動作することを目指して開発されたファイルマネージャ
  • GNU Midnight Commander動作サンプル

    GNU Midnight Commander動作サンプル

  • Nnn Terminal File Browser動作サンプル

    Nnn Terminal File Browser動作サンプル

  • Last File Manager

    Last File Manager

パッケージ管理システムからインストールができて比較的フル機能がそろっているコンソールベースファイルマネージャとしては、GNU Midnight CommanderおよびLast File Managerが扱いやすい。多くの機能が提供されており、DOSでの類似インタフェースに慣れているユーザーにとっては、インタラクティブシェルを直接扱うよりもこちらのほうが扱いやすいというユーザーも多いだろう。