大日本印刷(DNP)は、同社が提供している各種キャッシュレス関連サービスを連携させ、カード発行会社(イシュア)や店舗(加盟店)のキャッシュレス対応をトータルに支援する「キャッシュレスプラットフォーム」を、2019年1月より提供開始することを発表した。

  • キャッシュレスプラットフォームの主な機能とサービス

    キャッシュレスプラットフォームの主な機能とサービス

同プラットフォームは、クレジットやデビット、プリペイドなどの決済手段や、QR/バーコード・非接触ICなどのインターフェースに対応したスマートフォン向けアプリサービスや決済端末、生体認証などの本人認証サービス、会員管理や加盟店管理、プロセッシング機能、マーケティング機能などをトータルで提供するもの。

ユーザーフロントサービスとして、標準仕様に対応したQR/バーコード決済機能、トークナイゼーションサービス、バーチャルカードにも対応したカード発行機能、モバイルWalletアプリサービス、金融機関向けアプリサービス、生体認証を含めた本人認証機能を提供する。

また、店舗向け決済端末として決済端末提供サービスを、決済ゲートウェイとして多様化する決済手段に対応したクラウド型決済サービスを提供するとともに、アクワイアラ代行やイシュア代行(プロセッシング機能、会員管理機能)も行うという。

このほか、顧客情報と決済情報を組み合わせて分析した結果をもとに、顧客に対して適切なタイミング、方法、コンテンツによる販促・送客が可能となるデジタルマーケティング機能も提供するということだ。

2019年度には、キャッシュレス推進協議会が進めるQR／バーコード決済の標準化に対応した、スマートフォンでのQR/バーコード決済サービスも提供する計画だとしている。