インターコムは11月9日、給与明細電子化クラウドサービス「Web給金帳Cloud」の最新版(Ver.2.0)の提供を開始したことを発表した。

  • 「Web給金帳Cloud」最新版(Ver.2.0)の新機能「ファイル宅配ボックス」構成イメージ

    「Web給金帳Cloud」最新版(Ver.2.0)の新機能「ファイル宅配ボックス」構成イメージ

「Web給金帳Cloud」は、給与明細書をはじめ、賞与明細書や源泉徴収票などの明細書を電子化し、従業員がクラウドを利用してパソコン・スマートフォンから自由に閲覧できる、完全クラウド型サービス。

最新版のVer.2.0では、「ファイル宅配ボックス」機能を搭載した。これは、Word、Excel、PDFなどあらゆる形式のファイルをクラウド経由で従業員へ自動配付できる機能で、総務部門が従業員に対して、給与や賞与明細、辞令、申告書、勤務シフト表などの文書を配布することが可能となる。

従業員は、専用ページにログインすることで、様々な書類をいつでも安全に受け取ることができる。自己申告書や物品購入の申請書といった、従業員が記入や署名をして総務部へ提出する書類も、同機能を通じて配付、回収が可能で、提出期日に遅れている従業員に対して催促のメールを自動送付することもできる。

オプションとして、ヴァル研究所の精算業務支援サービス「駅すぱあと 通勤費Web」や「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」と連携し、その月に精算した経費の集計明細を従業員ごとに配付できる「経費精算連携」機能が利用できるようになった。経費精算作業をすべてWeb上で完結できるのに加え、従業員はいつでもどこからでも明細を確認できるため、外出の多い営業担当者の利便性が特に向上するという。

さらに、給与支給額や有給休暇残数の累計や推移などをグラフ化する「給与グラフ」機能も搭載された。配偶者控除のための受給額把握などに活用でき、従業員自身が確認したい項目を設定して簡単にグラフ化できるため、担当者は従業員一人一人の問い合わせに対応する負担がなくなるとしている。

  • 「給与グラフ」画面イメージ

    「給与グラフ」画面イメージ

なお、「Web給金帳Cloud」の1人当たりの利用料金は、月額パックが10~99人の場合220円、100~199人の場合130円、200~299人の場合85円。年額パック(1年)は10~99人の場合2,500円、100~199人の場合1,500円、200~299人の場合950円。年額パック(5年)は10~99人の場合1万2,000円、100~199人の場合7,000円、200~299人の場合4,500円。

また、「経費精算連携」のオプション価格は月額パック60円、年額パック(1年)600円、年額パック(5年)2,700円となっている(価格はすべて税別)。

動作環境は、管理者側がWindows 10 / 8.1 / 7(SP1)、従業員側はWindows 10 / 8.1 / 7(SP1)、 macOS 10.14 / 10.13 / 10.12 / Mac OS X 10.11 / 10.10 / 10.9、iOS 12〜8、Android 9.0 / 8.0 / 7.1~7.0 / 6.0 / 5.1~5.0 / 4.4.2~4.1。