Sansanは2月3日、名刺アプリ「Eight」のメジャーアップデート(Version 8.0)を発表した。これにより、ユーザー同士のコミュニケーションがさらに取りやすくなり、アプリの体験が全体的に向上するよう、デザインが変更された。

「Eight Version 8.0」新インタフェース

「Eight」は、名刺をベースにした国内最大規模のビジネスネットワークで、名刺の高度な読み取り技術と手入力を組み合わせた、速くて正確なデータ登録に定評がある名刺アプリ。日々名刺交換によって広がるビジネスネットワークを活用するための機能として、ビジネスの情報交換ができる「フィード」や、気軽に連絡できる「メッセージ」、名刺にない自分を表現できる「プロフィール」を搭載。2016年12月には、人と企業のつながりを可視化する「企業ページ」をリリースし、名刺データを活用した新たな試みにも挑戦している。

今回のアップデートにより、これまでのブルーを基調とした画面の印象が大きく変化。「コンテンツファースト」を意識して余計なものを削ぎ落とし、ユーザーのコンテンツが際立つ、シンプルなデザインを採用した。また、11種類のグレースケールと、ブルーとレッドの2種類の差し色を組み合わせたカラースキームを新たに用意し、老若男女、誰でも使いやすい中立性と、シンプルで統一感のあるインタフェースに仕上がっている。

そのほか、4つの主要機能「フィード」「メッセージ」「ネットワーク」「プロフィール」の最新情報は以下の通り。

「Eight」4つの主要機能

フィードは、2015年7月にフィードを実装して以来、日々多くのコンテンツが投稿されるようになり、1日あたりのアプリを立ち上げるユーザーの数は、この1年間で約2倍に増加。主な投稿内容は、商品のリリース、イベントの告知、採用情報、自社のニュースが載った記事など、自身の仕事に関する投稿が多い傾向にあるという。

メッセージは、フィードでこれまで名刺交換した人の近況に触れる機会が増えたことも影響して、メッセージの利用が活性化。メッセージの送信数は1年間で約3倍に増加した。

ネットワークでは、Eightを利用するユーザーは150万人に増加。また、すでに知り合いである可能性の高い人をリコメンドする精度も大幅に向上したことにより、ユーザーひとりあたりの平均つながり数は1年間で約2倍に増加した。

プロフィールは、顔写真やキャリアサマリなど、名刺にはない項目に、今回新たに「学歴」の項目が追加。初対面の人と会う時など、共通の話題がこれまで以上に見つけやすくなるという。