freeeは10月6日、給与関連ソフト「クラウド給与計算ソフト freee」を正式リリースした。料金は3ユーザーまでは月額1980円または年額1万9800円。ユーザー1人追加ごとに月額300円が加算される。すべての機能を1カ月無料で使えるお試しプランも用意している。

「クラウド給与計算ソフト freee」

クラウド給与計算ソフト freeeは、2014年5月にβ版の提供を開始したソフトで、給与計算に関する知識がない人でも迷わずに使える直感的なユーザーインタフェースが特徴。給与額や税金、保険料の計算など、給与関連の業務を1クリックで行えるという。

従業員専用のアカウントを作成することで、各従業員がfreee上で勤務情報の記録や給与明細の確認が可能。毎月の給与締め日には「給与明細確定ボタン」を押すだけで、給与明細の発行や人件費の算出、会計取引としての記帳が完了する。

クラウド型で提供するので、税制や保険料率の改定などにも自動で対応。機能改善や新機能の追加も即座に反映するので、経営者は管理コストを大幅に削減できる。

開始4カ月半で1万3000事業所が登録

クラウド給与計算ソフト freeeは、β版開始から4カ月半で、既に1万3000件の事業所が登録しているという。ユーザーは半数以上が設立から2年未満の事業所で、うち9割以上が専任の担当者なしで使用している。

導入した企業からは「経営者や経理担当者の目線に立ったサービスで、全体的に使いやすい」「従来の給与計算ソフトは一般の人には難しい仕様になっているが、freeeは使いやすさと必要充分な機能を両立させている」といった声を得ている。