最後に、CCPである。

テンプレート機能

CCPでのカタログ作成作業は、仮想マシンに付与されたボリュームからスナップショットをとるかたちで行う。

テンプレートが用意されたら、ユーザーはその中から必要なものを選択して仮想マシンを作成する。この際、「サービスオファリング」と呼ばれる機能によって、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークを事前に定義された値に基づいて自由に選択できる。これにより、利用者は標準化されたテンプレートを使用しながらも、目的に応じて必要なリソースを柔軟に選択することが可能となる。

さらに、仮想マシンに限らず、Cisco UCSをはじめとするいくつかの物理サーバに対して、物理サーバプロビジョニングを自動化する機能が搭載されており、これもテンプレート化することが可能である。仮想化環境に限らず、物理サーバに関しても構築作業を効率化する環境が整えられている。

図11 : テンプレートに対するオファリング適用イメージ