福島洋上風力コンソーシアムは、同コンソーシアムが2012年3月に経済産業省より受託した「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」に関し、このたび第1期実証研究事業のうち2MWダウンウィンド型浮体式洋上風力発電設備1基の組立作業が完了し、福島県に向けて曳航を開始したと発表した。

また、現時点での本事業の進捗状況並びに今後のスケジュールについても発表した。

「ICTベンチャー技術支援プラットフォーム」概要

福島洋上風力コンソーシアムは、プロジェクトインテグレータに丸紅、テクニカルアドバイザーを東京大学、三菱商事、三菱重工業、ジャパン マリンユナイテッド、三井造船、新日鐵住金、日立製作所、古河電気工業、清水建設および、みずほ情報総研からなるコンソーシアム。

第1期工事概要は、2MWダウンウィンド型浮体式洋上風力発電設備1基、66kV浮体式洋上サブステーション(世界初)および海底ケーブルの設置。現時点までの工事進捗状況は、次のとおり。

「2MWダウンウィンド型浮体式洋上風力発電設備」が三井造船千葉事業所にて、浮体および風車の組立完了、実証研究実施海域におけるアンカーチェーンの設置完了。「66kV浮体式洋上サブステーション」がジャパンマリンユナイテッド横浜事業所にて、浮体式洋上サブステーションの製作完了、実証研究実施海域におけるアンカーチェーン設置完了。「海底ケーブル」が古河電気工業千葉事業所から福島県小名浜港へのケーブル輸送完了、海底ケーブル敷設・埋設中。

本年10月からの運転開始に向けた今後のスケジュールは下記の通り。

「ICTベンチャー技術支援プラットフォーム」概要