日立製作所は10月18日、日立システムズ、大連創盛科技有限公司、大連双D高科産業発展有限公司の合弁会社である日創信息技術有限公司と、中国遼寧省大連市金州新区にデータセンターの建設を行うと発表した。同日、中国政府幹部出席の下、着工式が行われた。

同データセンターの建設は、今後中国で大幅な市場の伸びが期待されるクラウドコンピューティングやアウトソーシングといったITサービスを提供することを目的としたもので、これまでも積極的に企業のIT化に取り組んできた大連市において、企業のITサービス利用拡大に向けた支援を強化する狙いがある。

同データセンターの特徴は、「大連市金州新区内企業向けに行政サービスをクラウド形態で提供 」、「1万3,000社の企業を抱える大連市金州新区で初のデータセンター 」、「省エネ空調システムなどのグリーンIT技術を活用した環境配慮型」など。

同データセンターのサービスの提供開始は、2012年11月を予定している。

大連市金州新区に建設されるデータセンター完成イメージ