QorIQの特長とポジショニング
ちょっと話がずれるが、初日の基調講演でRich Beyer氏が述べた3つのキーワードは
- Going Green
- Health & Safety
- The Net Effect
の3つである(これについてはまた別の記事で触れる)。この3番目のNet Effectを支えるコンポーネントの1つが、QorIQという事になる。そのQorIQだが、何をもってQorIQとなるか、というと現状は45nmプロセス世代の新しいe500/e500mcベースのプロセッサを使ったもの、ということになるようだ。
そのQorIQ、先にも触れたとおり現状ではP1~P5の5つの製品ラインナップが用意される。現状では6製品がリリースされると書いたが、ハイエンドは何と8コアのP4080、ローエンドがSingle/Dual CoreのP1010~P2020となる。
P1とP2はどちらもe500を使い、Single/Dual Coreの構成。元々e500はDual Coreを念頭においており、PowerQUICC IIIの中にはe500がDualの製品もあったから、これはそうした流れをそのまま継承した製品と言える |
製品のポジショニングは、(先ほどの基調講演にも出てきたが)以下のスライドの通りとなる。P1はHome Gateway(よりちょっと機能の多いルータ)やNAS、P2はベースステーションとかVoIPのメディアゲートウェイあたり、P4はエッジルータをターゲットに入れた製品となる。