ナイキのエア ジョーダンやアディダスのスタンスミスなど、名前だけは聞いたことがあるスニーカーは少なくない。しかし、なぜそのモデルが長年愛され続けているのか、その背景まで知る機会は意外と少ない。本連載では、スニーカー史に名を残す名作モデルを1足ずつ取り上げ、その魅力や誕生秘話、知っていると少し語りたくなるトリビアとともに紹介していく。

今回紹介するのは、NIKE×OFF-WHITE THE10:AIR JORDAN1(AA3834-101)。

NIKE×OFF-WHITE THE10:AIR JORDAN1(AA3834-101)

今は亡きファッションデザイナーのヴァージル・アブローが手掛けるブランド「OFF-WHITE」との伝説的なコラボレーションモデル「THE10」の10モデルのうちの1足。

  • NIKE×OFF-WHITE THE10:AIR JORDAN1(AA3834-101)

    NIKE×OFF-WHITE THE10:AIR JORDAN1(AA3834-101)

2017年9月1日先行販売,11月9日一般販売されました。新宿の店頭での販売はどちらも平日ながら、スニーカーヘッズと呼ばれるスニーカー好きが1000人以上が並ぶほどの熱狂ぶりでした。

その他の9足は白や黒を基調としたカラーリングでしたが、このモデルのみ往年の名作スニーカーAIR JORDAN1 CHICAGO(赤黒白)のカラーリングを落とし込んだ1足です。ヴァージル・アブローの出身地がイリノイ州(シカゴがある州)という事もあり、CHICAGOのデザインを選んだのかもしれません。

一度は履きたい名作スニーカー。これまで紹介してきたモデルはこちら

販売価格(税込) 500,000円
ブランド ナイキ ジョーダン
在庫店舗 SNEAKER MARKET BY KOMEHYO

※商品詳細は店舗にお問い合わせください。

「常識を破壊」したデザイン

ヴァージル・アブローは、自ら手掛ける「OFF-WHITE」のみならずLOUIS VITTONのメンズアーティスティックディレクターを務めるなど、ストリート×ラグジュアリーを世に広めたといっても過言ではない人物。デザインをあえて裏返しにし、未完成に見せる芸術性など、スニーカーの常識を破壊したデザインが、ただのスポーツ用品・ファッションアイテムだったスニーカーをラグジュアリーファッションへ昇華させ、スニーカーブームと言う一大ムーブメントを起こしました。

本モデルは「REVEALING」「GHOSTING」、「明らかにする」「GHOSTを起源とするスラング」の2つのテーマの元、再構築した1足です。(SNEAKER MARKET BY KOMEHYO 東門永明)

他の追随を許さない資産価値

上記の理由に加え、生産数も限られていることから、定価2万900円に対し20万円~100万円を超えるプレミア価格の取引まで見られ、スニーカーが単なるファッションアイテムを超えた「コレクターズアイテム」として評価され始めたのもこの頃からだったと記憶しています。

そんな伝説的な1足は永遠の憧れとして、人生において1度は履きたい名作だと思います。(SNEAKER MARKET BY KOMEHYO 東門永明)

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