日経平均が6万円に迫るなど、歴史的な株高が続いている昨今。そんな状況も相まって、投資を始めたいという気持ちはあるものの、「投資って難しそう」「何から始めていいのか分からない」という状態で足踏みしている人も多いことでしょう。
今回は「投資初心者が知っておきたいルール」「証券口座を作るにはどうやればいいの?」といった基本的なことを、公認会計士(道田哲史)の解説とネット証券会社・SBIネオトレード証券の担当者(山羽泰斗氏)による説明を交えながらやさしく解説していきます。
そもそも証券会社って何をしている会社なの?
NISAや株について調べているときに、「〇〇証券」といった会社の名前を見かけたことはないでしょうか。なんとなく目にしたことはあっても、「何をしている会社なんだろう?」と疑問に思う方も多いかもしれません。資産形成を始めるうえで、この「証券会社」の役割を知ることは、実はとても大切なポイントです。
証券会社とは、株式や投資信託などの金融商品を売りたい人と買いたい人をつなぐ「仲介役」をしている会社です。私たちが株式投資をするとき、実際には証券取引所で売買が行われますが、個人が直接取引所で売買することはできません。
そのため私たちが株式投資をする際には、証券会社に口座を開設し、証券会社を通じて注文を出す仕組みになっています。証券会社は、その注文を取引所に取り次ぐことで売買を成立させます。また、投資信託などの金融商品を販売したり、投資情報の提供や資産運用の相談に応じたりすることも、証券会社の重要な役割です。
別の例で言い換えましょう。一般消費者が新しく家(不動産)を購入したいと思っても、どの不動産が売りに出ているのかも分かりませんし、多くの不動産について直接所有者と購入のための交渉をするのはコスト面でも労力面でも現実的ではありません。そのため、「予算は〇〇万円で」「立地は××駅の近くで」等条件を提示して街の不動産業者に探してもらうことが一般的だと思います。
不動産の場合の不動産業者のように、購入者(投資家)と物件(株式など)をつなぐ役割を株式市場で担っているのが、証券会社ということになります。
投資っていくらから? 初心者が知っておきたい基本ルール
証券会社の役割を知ったところで、次に実際に株式投資を始める際に気になるポイントを5点ほど挙げてみます。
① 投資は資産のうち何割程度で行うのが望ましい?
まず、限度額について。「投資は自身の資産のうちどの程度で行えば良いのだろう?」と考える方は多いかもしれません。一般的には、半年分の生活費は現金で残しておくというのがセオリーと言われます。その他には、最初に自分自身で、使っていい金額(ないし自身の資産に対する割合)を決めておき、その枠の中で投資するというルールを設定して管理するといったやり方もあります。要は、自分が余剰資金と決めた金額の中で節度を持って投資を行うことが大事ということです。
また、資産全体での管理も重要ですが、投資にはリスクが存在しますので、同じように日頃の管理を行うことで想定外の市況変化に備えて準備をしておきましょう。例えば、購入時点で『何パーセント下がったら売る』と自分の中でルールを決めておくのも、損失を必要以上に広げないという意味では良いことかと思います。
② 初心者が投資を始める場合、どのような商品がおすすめ?
次に、実際に投資を始める際、「どういう商品(株式の銘柄)を購入すれば良いのか分からない」という人も多いことでしょう。初心者では、株式会社〇〇の株式などの個別銘柄は業績やニュースの影響などを分析することは難しいので、インデックス型のETF(*1)という上場投資信託を選ぶのが良いでしょう。例を挙げると、日経225(*2)や、S&P500(*3)等の代表的な指数に連動したものです。指数は代表的な銘柄に分散投資を行うことと同義に近いので個別の株式が急落をしたとしても指数へのインパクトが低く、個別銘柄に比べて価格の変動リスクを抑えられます。
あとは、もしどうしても個別銘柄に投資したいのであれば、ご自身が働かれている業種や業界の銘柄を選べば普段の仕事で得られる知見を活かせます。製造業の会社に勤務されている方であれば製造業界、通信インフラの会社に勤務されている方であれば同じ通信インフラ業界については業界特性等も理解できているので、動向等を読みやすいということです。ただし、株価が適正かどうかを分析する必要がありますので、同業種の銘柄との株価収益率(PER)を比較するなどは購入前に調べておく必要はあります。
*1 ETF:Exchange Traded Fundの略で上場投資信託とも呼ばれる。
*2 日経225:日本経済新聞社が算出・公表している東証プライム市場の上場銘柄から代表的な会社225社の株価を平均したもの。いわゆる「日経平均」である。
*3 S&P500:米国大手企業500社の株価を平均したもので、日経225の米国版のようなもの。
③ リスクを取って株式投資を行う意義
株式投資は預金と異なり、元本は保証されませんが、リスクを取って投資を行う意義について考えてみましょう。株式投資を行うと、株主優待(*4)や配当利回りで銀行預金より高い利回り(*5)を得る可能性があります。銀行預金に金利が付くようになったとはいえ、いまだ利率は低いので、高い場合は3~4%台の配当利回りを得られる銘柄を選べば、銀行預金よりはるかに有利です。現金預金で持つより上手に株式投資に回して配当を得る方が資産形成上はメリットがあります。ただし、株式投資は株価の下落によるリスクがありますので、その点は忘れてはいけませんが、インフレが加速している中で、現金を保有しているだけでは資産価値が目減りしてしまいますので、企業の売上や利益が増加しやすいインフレ局面は、一般的には株価が上昇しやすい局面であり、株式投資を行うことも資産運用では重要な観点と言えます。
*4 株主優待:一定数以上の株式を持つ株主に対して自社製品の提供・商品券の供与等が行われるもの。
*5 配当利回り:「(単年度の)配当額÷投資額(元本)」で表される。
④ 初心者が特に気を付けるべきポイント
最後に、初心者が特に気を付けるポイントとしては、やはり投資はあくまで自己責任なので、自分で調べてリスクを引き受ける意識を持つことが大事だということは覚えておきましょう。
実際どうやるの? 口座開設~取引までのリアルな手順
証券会社の役割や株式投資の意義について知ったところで、次は実際の取引の始め方をSBIネオトレード証券の画面をもとに、具体的な手順をご紹介します。
●口座開設の手順
取引を始めるには、まず証券口座の開設が必要です。まずは、Web検索で「SBIネオトレード証券」と検索し、公式サイトを開いてみましょう。
審査通過後、口座開設完了です。
●口座開設後、入金手順
口座開設が完了すると、SBIネオトレード証券から書類が届くので、初期設定を行いましょう。①SBIネオトレード証券から届く書類を確認し、初期設定を開始
②Webサイトで「株式ログイン」を選択
③ログイン画面で「パスワード設定」をクリック
④書類記載のログインIDを入力し「仮パスワードの取得」を選択
⑤受信メールの「ログインパスワード設定専用URL」を開く
⑥仮パスワードを入力し、新しいパスワードを設定
⑦ログイン画面に戻り、ログインIDとパスワードでログイン
⑧認証コード入力画面で、メールに届いたコードを入力
⑨入金操作を実施
・クイック入金:メニュー「入出金」→「クイック入金」で入金額と金融機関を選択し、振込
・一般入金:案内された自身専用の振込先へ振込(手数料は自己負担)
入金が済んだら、株式購入を行えるようになります。
詳しい入金方法・口座の確認方法については下記をご覧ください。
第三者目線で見るSBIネオトレード証券の強み
ここまで、証券会社の役割や株式投資を行う意義、実際の証券口座開設の方法を見てきました。SBIネオトレード証券でマーケティング・商品開発を担当している山羽氏に同社の強みについて聞いてみたいと思います。
「まず、手数料について伺いますね。ネット証券って、一般にリアル店舗のある証券会社より手数料が安いイメージがありますが、実際どうなんでしょう?」
「はい、その通りです。当社も手数料はかなり抑えていて、ネット証券の中でも比較的安い水準ですよ」
「やっぱりそうなんですね、なるほど。頻繁に売買する人にとって、手数料って積み重なると結構大きいですからね。ここは大きなメリットになりそうです。他にも強みがあると伺っているんですが、どうでしょう?」
「そうですね、信用取引のコストは大手より安いと思います」
「おお、信用取引ですか。株式などを実際に持っていなくても、証券会社からお金や株を借りて売買できる仕組みですよね。たとえば、株価が100円のときに買って、120円で売れば、その差額の20円が利益になります。このように、実際に株を受け渡しするのではなく、売買の差額で利益や損失が決まるのが特徴です」
「はい、そういうイメージです。もちろん、逆に値下がりすれば損失になりますが、少ない手元資金でも取引ができる点が特徴です。その分、利益も大きくなりやすい一方で、損失も大きくなる可能性があります。だからこそ、リスク管理や取引にかかる手数料などのコストがとても重要になります」
「確かに、リスク管理が重要になる中で、取引コストを抑えられることは、その分負担を軽減できるという点で大きなメリットになりそうですね。では次に、サポート面についてお聞きしたいのですが……。ネット証券って、リアル店舗がない分、不安に感じる方もいる印象があります」
「そこはよく言われますね。ただ当社は、直接オペレーターにつながる電話窓口があり、投資判断などの投資判断に関するご質問以外は、つながったオペレーターで全て対応できる体制をとっていますので、初心者の方はもちろんパソコンやスマホ操作が苦手な方でも丁寧に対応を行っております」
「お、それは心強いですね。大手ネット証券だと案内番号をいくつも押さないといけず、時間がかかるケースもありますよね」
「そういうお声は良くお客様からもお聞きすることがあります。ただ、当社ではそうした煩わしさがなく、直接オペレーターにつながりますので、相談したいタイミングですぐにつながるとお褒めの言葉をいただくこともあります。ちなみに営業時間中にいただいたメールや問い合わせフォームからお寄せいただいた質問については、原則として当日にお答えするルールを徹底しておりますので、ご安心いただけるポイントです」
今回の取材を通じて、手数料の水準や信用取引の特徴、そしてサポート体制まで、SBIネオトレード証券のサービスがどのように利用者に向き合っているかを改めて理解することができました。ネット証券でありながら、初心者の方でも安心して取引を始められるよう細かな部分まで配慮が行き届いている点は、金融の専門家の立場から見ても魅力的です。投資を始めるにあたって不安を感じる方にとっても、有益な選択肢の一つになると感じました。
数字を確認するクセを身につけ賢く投資しよう
投資は難しい、そう思われていた方も多いと思います。
しかし、急激なインフレが進む昨今の日本の状況では、現金や銀行預金を持っているほど将来価値は目減りしていきます。仮にインフレ率が3%で進行していくとした場合、手元にある100円の価値は1年後には97円(100円÷103%)に低下してしまいます。数年前まで110円程度で変えていたコンビニのおにぎりが180円程度まで値上がりしている状況を見ても、1円の価値は年々低下していっています。
SBIネオトレード証券では、ETFをはじめとした初心者の方でも取り組みやすい商品を、低コストで取引できる環境が整っています。また、ネット証券では珍しく、直接オペレーターにつながる電話サポートが用意されているため、疑問が生じたときにも安心して相談できます。 まずは気になる商品を、無理のない少額から試してみることで、投資の第一歩を踏み出してみませんか?














