投資や経済のニュースって、アルファベットや金融用語がズラリと並んでいて難しいですよね。専門知識があることを前提としているため、「門前払いを喰らっている」と感じる方もいるかもしれません。でも、誰だって最初は「知識ゼロ」からのスタートです。「分からないから読まない」のは、もったいないもの。少しずつ知識を積み重ねていけば、難しいと感じていたニュースも、いつしか当たり前のように読めるようになります。大切な資産を賢く育てるためにも、まずは「知る」という小さな一歩を踏み出してみませんか?
【STEP1】これだけは押さえたい!! 投資ニュースの基本用語6選
まずは入門編として、基本中の基本となる用語を学んでいきましょう。単に言葉の意味を説明するだけでなく、「ニュースを読む上でどう大事なのか」「投資にどう役立つのか」という一歩踏み込んだポイントも解説します。 ちなみに、すべて丸暗記する必要はありません。「ふむふむ、なるほど」とイメージを掴むことが第一歩です。
■ 日経平均(日経平均株価)
東京証券取引所(東証)プライム市場に上場する約2,000銘柄の中から、 日本経済新聞社が選定した主要企業225社で構成されています。
定期的に銘柄の入れ替えが行われるのが特徴です。
株価が高い銘柄の影響を受けやすく、
市場の注目度や話題性を測るバロメータとして使われます。
■ TOPIX(東証株価指数)
東証に上場しているほぼすべての銘柄を対象としており、 時価総額の大きい企業の影響を受けやすいのが特徴です。
日本経済全体の景気や株式市場の動きを把握するのに適しており、
「経済の体温計」とも言えます。
■ 決算
1年の締めくくりとして行う「本決算(年次決算)」、毎月行う「月次決算」、1年を3ヶ月ごとに4つに区切った「四半期決算」があります。上場企業の約6割は3月に決算を行いますが、グローバル企業やIT企業は世界基準に合わせて12月決算が多く、アパレルやスーパー・コンビニ・外食チェーンなどは年末年始商戦が終わり、業務が落ち着き、在庫が少ない2月に決算を行う企業が多いのが特徴です。
■ 利上げ / 利下げ
利上げは、借入れコストが上がるため、企業は設備投資を控える方向に向かいやすく、景気の過熱を抑えるといわれています。利下げはその逆です。また、原則的に利上げは株価の下落要因、利下げは株価の上昇要因になります。
■ 円安 / 円高
円安時は、輸出業が有利になるほか、インバウンドの購買力が高まることがメリット。デメリットは、輸入資源や食材の値上がりに繋がること。円高時はその逆です。現在の日本は円安局面です。
■ インフレ / デフレ
インフレは企業の売上が増え、給料が上がりやすくなる一方、生活費も上がります。デフレは、企業の売上が減り、給料も下がるため、不景気の悪循環(デフレ・スパイラル)になることも。現在の日本は長く続いたデフレから脱却し、インフレ局面に入っています。
【STEP2】実際に投資する際に覚えておきたい金融用語5選!!
ここから先は、実際に株や投資信託を買うときに、ぜひ頭に入れておきたい必須用語を解説していきます。
一字一句を完璧に覚えこむ必要はありませんが、「この数字を見れば、買うかどうかの判断基準になるんだな」と知っておくだけで、資産形成の安全度はグッと高まりますよ!
■PER(Price Earnings Ratio)=株価収益率
業界や業種によって水準が異なるため、企業を比較する際は同業種間で行うことが推奨されています。成長性が高い業種は高くなる傾向があります。
■PBR(Price Book-value Ratio)=株価純資産倍率
1倍が目安です。1倍割れをしている企業は「株式市場での評価額(時価総額)<企業の純資産」で割安となりますが、業績がずっと低迷している場合もあるので注意が必要。1倍を上回る企業は、ブランド力や成長性が市場から評価されている状態です。
■ ROE(Return On Equity)=自己資本利益率
10%以上だと「資本を効率よく使えている」とされます。しかし、借入金を極端に増やすことでもROEを高められるため、財務の安全性を測る「自己資本比率」などの指標も併せて確認するのがオススメです。
■ ROA(Return On Assets)=総資産利益率
一般的に5%以上あれば資産を有効活用していると判断されます。ただし、業種ごとに必要な資産が異なるため、業界平均や規模の近い企業と比較することが重要です。
■ 配当利回り
数値(%)が高いほど、リターン(配当)が大きくなります。ただし、配当利回りが高い場合、「業績悪化で株価が暴落した結果、一時的に高く見えているだけの “罠”」「成長性が低い」という可能性も。「利益に対して無理のない配当か」「過去の業績が安定しているか」などもチェックしましょう。
誤解しがちなポイントとは? 投資ニュースの“落とし穴”
投資ニュースを見ていると、「日経平均株価が、史上最高値を更新!!」「初の6万58000円を突破」などの景気の良さそうなフレーズが飛び込んできます。しかし、自分の生活を振り返ってみると、「なぜか、景気の良さを感じない。むしろ、給料が上がらないのに、物価が上がって苦しい気がする……」と、報道と実生活のギャップにモヤモヤしている方も多いのでは? 実はここに投資ニュースの“落とし穴”があります。
株価が、市場における「買いたい人」と「売りたい人」のバランスで決まるのに対し、景気は「社会全体の活動状況」を指すため、この2つは必ずしも連動しません。特にいまの日本は、「大手企業の好業績」「AI・半導体関連の世界的な成長期待」などにより株価が大きく上昇しています。
一方で、「物価上昇に給料が追いついていない」「世界市場で稼ぐ大企業の利益が、まだ一般の家計まで十分に回ってきていない」という現実があります。これが「株価が高くても、生活は厳しい」という実感の正体です。
また、【STEP1】用語解説にあったように、日経平均株価は値嵩株の値動きに大きく影響されます。つまり、業績が絶好調なAI・半導体関連などほんの一握りの企業の株価がドカンと上昇するだけでも、株価指数全体は押し上げられてしまうのです。
ところが、この状況下でも「景気がいい!」と声を大にしている人たちがいます。それは、「投資をしている人たち」です。
「知る」から「行動」へ。SBIネオトレード証券で始める資産形成の第一歩
株式や投資信託、ETF(上場投資信託)などに自分の資産を投じている人たちは、大企業や世界の成長に合わせて、自らの資産がしっかりと形成されていきます。つまり、株価の上昇がダイレクトに「資産の増加」となり、「経済の成長」を自分ごととして実感しているのです。
ぜひ一度、ニュースを見ながら、実際の株価や日経平均の動きをチェックしてみてください。「トランプが関税政策を実施したから、こういう値動きになったのか!!」といったことが手に取るように実感できるはずです。
また、こうした最新の投資情報や業界知識をさらに深く学びたい方におすすめなのが、SBIネオトレード証券が運営するコラムサイト「信用取引研究所」です。マーケットの動向や注目テーマを分かりやすく解説しており、投資初心者でも理解しやすい内容が揃っています。まずはここで「知る力」を身につけてみてはいかがでしょうか。
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