マツダのミドルサイズSUV「CX-5」がフルモデルチェンジして3代目に進化した。先代の2代目が好評だっただけに、新型の進化の度合いと方向性は気になるところだ。徹底的な新旧比較をやってみよう。まずはサイズ編だ。

  • マツダ「CX-5」

    マツダ「CX-5」のサイズを新旧比較! 左が旧型、右が新型(本稿の写真は撮影:原アキラ)

新型「CX-5」の写真を一気に見る

全長拡大の恩恵を実車確認

CX-5は日本国内だけでなく、北米、欧州、中国など135以上の国と地域で販売しているマツダの中核車種。世界累計販売台数は500万台、日本国内でも40万台以上が売れている。マツダにとってはグローバル販売台数の28%(2025年実績)を占める基幹モデルであり、新型の開発は絶対に失敗できないというプレッシャーとの戦いでもあったはずだ。

全長×全幅×全高×ホイールベースは以下の通り。

  • 2代目(旧型):4,575mm×1,845mm×1,690mm×2,700mm

  • 3代目(新型):4,690mm×1,860mm×1,695mm×2,815mm

比べると全長で115mm、全幅で15mm、全高で5mm、ホイールベースで115mm大きくなったことがわかる。

  • マツダ「CX-5」

    マツダ「CX-5」の新旧サイズ比較。左が2代目、右が3代目(新型)

  • マツダ「CX-5」

全長とホイールベースが全く同じ115mm伸びたということは、そのほとんどがキャビンの空間(後席とラゲッジの空間)に充てられたということだ。

新型の後席に座ってみると、ヒザの前には機内持ち込みサイズのキャリアケースを置けるほどの空間が。後席と前席の間の距離は先代比で64mmも広がった。脚を組めるほど、とまではいえないけれども、快適性は格段にアップしている。

さらには頭上空間も大きく開いているので、上位モデルに引けを取らないほどのゆったり感が味わえる。これなら、後席も含め乗車するファミリー全員が満足できるはずだ。

  • マツダ「CX-5」

    新型「CX-5」の前席

  • マツダ「CX-5」

    新型「CX-5」の後席

新型のラゲッジルーム(容量466L)は奥行きが45mm拡大。ゴルフバッグを縦に4つ押し込めたり、ベビーカーを縦方向でそのまま積めたりするので使い勝手は良好だ。開口部が18mm下がったことにより、クーラーボックスなど重い荷物を積み込むのも楽になった。

  • マツダ「CX-5」

    新型「CX-5」のラゲッジルーム

さらに、後席を倒すと奥行き1,815mm、幅1,050mmのフルフラットスペースが出現。高さもあって、MTB(マウンテンバイク)などの積み込みにも対応する。大人2人が横になれるスペースなので、流行りの車中泊も楽しめる。

  • マツダ「CX-5」

    新型「CX-5」のラゲッジルーム(リアシートをすべて倒した状態)

一方で、15mm広がって1,860mmになった全幅は、人によっては気になるポイントだろう。パレット式の機械式駐車場に多い制限幅1,850mmを超えているので要注意だ。国内によくある狭い道路でのすれ違いなどにも、これまで以上に神経を使うことになるかもしれない。

  • マツダ新旧「CX-5」

【フォトギャラリー】新旧CX-5比較写真

【フォトギャラリー】新型CX-5